圧倒的な手腕で選手を統率する名将“シメオネ"の本格自伝
どのようにしてチームを世界トップクラスに導いたのか。
チームを強くする秘訣、シメオネ監督のサッカー哲学を紐解く。
13-14シーズンにアトレティコ・マドリーを18年ぶりのリーグ優勝に導いた名将シメオネ。
現役時代の逸話から、監督となりチームを強くした経験、サッカー哲学、選手たちへの熱き想いなど。
モチベーターであるシメオネの監督論にも触れた本格自伝。
選手たちの覚悟を引き出す珠玉の言葉
「危機的な状況というものは素晴らしい。学びを得るためには最高である」
「調子が良いときには、クソったれな状況にいたことを忘れてしまう。だが絶対に忘れてはならない」
「苦境から自ずと抜け出せることなどあり得ないし、誰も救い出してはくれない。
待つのではなく、泳がなくてはならないのだ」
「ただ、とても困難であるだけなのに、なぜ不可能と言い切れるのか私にはわからない。
困難の中にも可能性があることを認めるべきなのだ」
「まだ到達していない目標のために胸を高鳴らせるのは、何にも増して危険な瞬間である」
「個人的な奮闘が利己的なものであるとは思わない。集団の助力となる上で
個人として良い仕事を実現する以外の出発点はないだろう」