革命前夜
すべての人をサッカーの天才にする
初公開! 風間流「サッカーの天才になる方法」
「本当にうまい選手は正確にプレーしなくていい」 「シュートコースは相手が教えてくれる」 「パスが正確になれば走る暇はなくなる」 「数的優位を作ることがディフェンスではない」 「中央の選手には足の速さは関係ない」 ……etc
本書はそんな非常識とも思える天才の視点を誰もが手に入れられるよう、 川崎フロンターレの監督に就任して革命的なサッカーに取り組む 風間八宏の非凡なサッカー哲学と類まれな理論を丹念に解き明かす一冊です。 風間監督はこう言います。
「Jリーグで勝つサッカーをやるな。バルサに勝つサッカーをやれ」
そして「日本はバルセロナを超えられる」とも。
「風間八宏」という本物の天才だけが見えている世界、 そこに日本の、いや世界のサッカーをも変える新たな常識があります。 風間監督就任以降、劇的な変貌を遂げている川崎フロンターレで 異端の天才はどんな革命を起こそうとしているのか? 「翻訳不能」と言われた独特のサッカー観を詳しく紐解いていきます。
非常識であれ、異端であれ、本質であれ――。
【風間八宏からのメッセージ/サッカーを愛するすべての人たちへ】
小さなころからサッカーを始めて、いまだにその奥行きの広さに一喜一憂する毎日です。
サッカーというのは考え方ひとつで、ボールが友達にも敵にも爆弾にもなる。
そして自分たちの「目」を揃えることで戦術練習をしなくてもしっかりチームにもなる。
こういうところを考えると、ものすごくたくさんの要素がサッカーをつくっている。 そのなかでどういう方法で自分が楽しむのか、小さいころからずっとそこを追い求めてきています。
サッカー選手はみんなボールを自由に扱いたくてサッカー選手になったはずです。 グラウンドで球技としての面白さをたくさん出していくこと、 これがやる人、見る人、すべての人に一番大きな喜びを与えると思います。
とにかく楽しい発想でサッカーをやりたい。 そんな気持ちがこの本には詰まっています。
風間八宏