選手を育て続ける、湘南ベルマーレの指揮官・曺貴裁が綴る渾身の一冊。
「心を奮わせて伝えなければ、選手に言葉は届かない」
「出合った選手たちと真剣に対峙する。一期一会だけでは終わらない、“一期一真剣”のマインドがなければ指導者としての責任を果たせない」
「いっさいの利害関係や理屈を抜きにして、預かった選手たちを好きになる」
選手の成長を考え、真正面から対峙する指揮官は何を考え、どのように選手と接するのか。選手を熱狂させる指揮官の指導哲学が詰まった一冊です。
日本サッカー協会副会長・岡田武史氏推薦!
「まっすぐな男が正面からぶつかっていくから曺のチームは一直線に成長していく」
第1章 組織論
・一期一真剣 ・選手を熱狂させられるか ・選手の無意識に働きかける ・理屈抜きに選手を愛せるか ・叱るのは選手のことを思っているから ・善人ぶるのはくだらない ・一瞬で信頼関係は崩壊する ・坪井慶介のプロフェッショナルな姿勢 など
第2章 育成論 選手の指導に正解はない
・チャンスで普段の生き様が見えることが大事 ・目では追いかけ、心では放っておく ・ミスを脳裏に焼き付けなければいけない ・尖っている部分がなければ世界では通用しない ・ひどかったというイメージを抱かせたほうがいい ・選手を見る感覚は親子の関係に似ている ・時間はかかっても絶対にあきらめなかった ・指導者をやめるときまで自問自答は続く など
第3章 監督論
・100%のエネルギーを注げるか ・ベルマーレから託されたミッション ・全ての決断を下し、全ての責任を負う ・これが湘南のサッカーだと胸を張れる空間 ・お金で動かせないものを大事にしたい など