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今号から本誌はリニューアルし、32ページ増で価格を値上げいたします。
折からの出版不況のなか、雑誌媒体は苦戦をしいられています。サッカー雑誌も休刊や刊行ペースの変更が相次いでおり、部数を落としている媒体も少なくありません。
小誌も例外ではなく、変革の必要性を感じていました。一方で、サッカーを心から愛する熱心な読者の方々に支えられている媒体でもあり、批評の名のもとに時流におもねることなく、是々非々で論じていくコンセプトはなくしてはいけないとも思っていました。
サッカー界にはまだまだ取り上げるべきテーマがあり、これまでのボリュームではすべてを詰め込めないというもどかしさも感じておりました。
そこで、より質を高めて内容を充実、深化させていくために、苦渋の決断ではありましたが、今回の決定に至りました。
今号では、『フットボール批評』にしかできない取材というものに重きを置き、記事を作り上げていきました。
今後もこれまで以上に取材の手間暇をかけて、一本一本の記事を精魂込めて作っていきたいと考えています。そして、健全な批評精神をもって問題に切り込むことでサッカー界に貢献していく所存です。
より価値のあるものを提供できるよう戦っていきますので、何卒ご理解のほどお願いできれば幸甚です。
森哲也(『フットボール批評』編集長)