「前へ」明治大学ラグビー部 受け継がれゆく北島忠治の魂
今もなおスポーツ界に大きな影響を与え続けている大学ラグビー会の雄“北島忠治”監督の哲学が1冊に!
「常に全力で、相手から逃げるな」
「フェアプレーの精神を忘れるな」
「正々堂々と」
「練習どおりにやればいい」
「ボールを持ったら、ゴールへ最短距離」
大学ラグビー界の雄・明治大学ラグビー部を作り上げた、
御大・北島忠治監督の教え、指導理念がこの1冊に。
明治大学に宿る『前へ』の精神が、今ここに蘇る。
早稲田大学、慶應義塾大学とともに、大学ラグビーの伝統校の一角を担い、これまで日本選手権1回、大学選手権12回優勝という輝かしい実績を持つ明治大学ラグビー部。その明大ラグビー部を67年間指揮したのが、北島忠治監督(1996年に逝去)である。
明治大学硬式野球部の島岡育郎監督とともに、まさに明治大学ラグビー部、明治大学の象徴である北島監督は、自身の人生訓と重ね合わせるかのように信念を曲げずに、ボールを持ったら、まっすぐ縦にぶちあたるラグビースタイルを築き上げた。いわゆる『前へ』というものだ。
幾多の困難や危機にあいながらも、67年間全くぶれなかった明治のスタイル『前へ』は、ラグビーファンやラグビー界のみならず、経済界やスポーツ界といった幅広いジャンルで共感されている。
しかし、このシンプルな2文字に込められている思いを知っている人間は、明大ラグビー部OB以外にはなかなかいないのではないだろうか。
本書は、北島忠治監督が1989年12月に上梓した『前へ 北島忠治 僕が明大ラグビーに求めたもの』の原稿をベースに、現状にあった内容を盛り込んだ明大ラグビー部復活に向けた書籍である。
北島監督自身の言葉で語られる『前へ』という意味。明治大学ラグビー部の軸とは何なのか。ここまで明快に語られている本はこれまでにない。さらに早慶をはじめとする、ラグビーファンなら誰もが知る他大学ラグビー部OBや明治大学ラグビー部に在籍した往年の名プレーヤーのインタビューなど、明治大学ラグビー部の伝統や歴史ともに、日本ラグビー界の歩み、そして北島監督の存在の偉大さを伝える内容となっている。
ラグビーファンにはぜひ手元に残しておきたい珠玉の1冊である。