--------------------------
人間の偉大な創造は
妄想×試行錯誤の賜物(プレゼント)だった――
--------------------------
ベストセラー『カラスの教科書』などで人気のカラス先生こと動物行動学者の松原始氏が、
日常生活で見られる科学的な事物・現象を自らの研究テーマである「鳥」の
形態や生態と関連付けながら説く「そこ(身近)にある科学技術」紹介の書。
その独自の筆致のベースにあるのが「マニア」ならではの探究姿勢、
そして多面的な視点、観察・分析力であることは熱心な読者にはすでにおなじみだが、
物心ついた頃にはすでに「メカ」と「生き物(もちろん「鳥」含む)」に「ドはまり」していたという
著者が既刊書に「こっそり」仕込んできたネタを(セーブはしつつも)大放出!
思考の野に遊ぶ楽しみとともに伝える。
巻末企画として、著者おすすめの文献・映像作品を紹介する「鳥マニア的BOOK&FILMガイド」、
メカマニアとしても知られるSF漫画界の重鎮・松本零士氏へのスペシャルインタビュー
「鳥マニア的『この人に会いたい!』」も収録。
--------------------------
生物とマシンについて、ちょっとそれらしいことを書いておけば、
それはたぶん、「形には意味がある」ということである。
そして、それを作り上げた歴史もあるということだ。
一方は突然変異と自然選択による適応的な進化、一方は人間の発案と社会情勢による技術開発だが、
どちらも興味深いことに変わりはない。 ――「あとがき」より
--------------------------