0~6歳 わが子の困った行動に感情的にならずに対処する方法
全米80万部ベストセラーの子育てバイブルに学ぶ! 子どもの“イヤイヤ期"の対処法。
子育てにマニュアルは存在しない? いいえ、あります。
イヤイヤ期に代表される0~6歳の子どもの困った行動にどう対処すれば良いのか?
本書では、「オムツ替えを嫌がって逃げ回る」「おもちゃを片付けない」「ごはんを食べようとしない」「ほかの子の物をとる」「外出中ひとりで走り回る」「お店の商品を勝手にとる」など、0歳~6歳の子どもの代表的な問題行動39への対処法&解決法をアメリカの心理学者と教育者が具体的に提示。子どもを叱りつける前にどうすれば良いのか、アドバイスします。
忙しい親御さんにも手軽に読めて、即効性抜群の内容です。
「〇〇しちゃダメでしょ!何度言ったらわかるの!」、こんな言葉を吐いては自己嫌悪に陥る日々にさようならしましょう!
【本書のポイント】
●アメリカで80万部超えのベストセラー育児本の新装版。アメリカ式の合理的な子育てメソッドは現代の日本の育児事情にもベストマッチする明快さ。
- 0歳~6歳の問題行動39例ごとに書かれた対策を目次から素早く引くことができる構成は、共働きの親御さんやワンオペで疲労困憊の親御さんにもすぐ役立つ強い味方になる。
- つまり、子どもを叱りつけずに済む、怒鳴らずに済む子育てバイブル。
★★本書の主な内容★★
《困った行動39例の解決法》
・お友だちや大人におもちゃを投げたり、「バカ」などと暴言を吐く→その場から離して、落ち着かせてから、諭す
・お風呂やオムツ替えを嫌がって、泣いたり、逃げ回る→騒いでも、動じない姿勢を見せる。歌やおしゃべりで、プロセスを楽しい雰囲気に
・お昼寝も夜も、なかなか寝てくれない→タイマーを使って、寝る前のルーティンをつくる
・変化を嫌がる。かたくなで融通がきかない→「しなければならない」ではなく、「しようね」にする
・時間がないのにぐずぐずしている。急いでくれない→「あなた」ではなく「時間」と競争させる
・親の言うことが全く耳に入らない! 返事もしない→目を合わせ、簡単な短い言葉で指示をする。条件をつける
・なんでもすぐにやりたがる。我慢ができない→我慢するとどんないいことがあるかを説明する
・大人のやることにじゃまをしたがる→子どもがじゃまをしなかったことに感謝する
・赤ちゃんにもきょうだいにも嫉妬する→共感を示す
・何も食べない。食べることに興味がない→少ない量で、回数を多く食べさせる。食べるものを選ばせる
・食べ物で遊ぶ、食べ散らかす、きちんと食べない→食べもので遊んだときのルールを教える
・ものを散らかすばかりで片づけない→「やるべきことをやったら、お楽しみがある」というルールを作る
・いつでもどこでも騒ぐ。静かにしていられない→ルールを教えて、練習をする
・言うことをきかない。何度いっても言われたことをしない→子どもが行動しやすいよう、何をしてほしいか、できるだけ具体的に指示する
・「いや!」「ダメ!」と言い続けて困らせる→「いや」と言う権利を認める
・手助けをこばむ。なんでも自分でやりたがる→命令するのではなく、お願いする
・人のモノやお店の商品を勝手にとってしまう→自分のものにする方法を教える、手に取ったものは返させる
・見知らぬ人と話す。子どもが自分の身を守れない→見知らぬ人と接するときの限度を決める
・だだをこねる。機嫌が悪い。ぐずる→「ぐずる場所」をつくる
……ほか
【著者】
ジェリー・ワイコフ Jerry Wyckoff
カンザス大学で発達心理学、児童心理学の博士号を取得。長年にわたり、心理学者、特別支援教育の専門家として全米各地の学区で顧問を務めた。大学の客員教授、諮問委員会の委員長も多く務めた。
バーバラ・C・ユネル Barbara C. Unell
保護者指導教員、ジャーナリストとして、実用的で健全な育児法を広めるための著書、主要メディアへの寄稿、出演多数。多胎児向けの育児雑誌『TWINS Magazine』の創刊、学校向け人格教育プログラム「Kindness Is Contagious…Catch It」の開発を手がけた。
【訳者】
黒住 奈央子(くろずみ・なおこ)
翻訳家。東京大学文学部卒業。高校の国語科教諭を経て、書籍翻訳に携わる。訳書に『ソマリランドからアメリカを超える』(共訳、角川書店)がある。