王さん、長嶋さん、野村さんと同じように 星野さんのようなタイプも野球界にもう永遠に出てこない
著者 |
江本 孟紀
著
|
ジャンル |
スポーツ
スポーツ
> 野球
|
出版年月日 |
2018/03/22 |
ISBN |
9784862554628 |
判型・ページ数 |
四六・208ページ |
定価 |
1,650円(税込) |
『今すぐ購入する』をクリックで購入者様情報などの入力画面へ進みます。
送料は一律300円。3000円以上の購入で送料無料。
国内のみ、ヤマト運輸のネコポス(※ネコポスでの発送不可の場合は発払い)での発送となります。
商品はご注文又はご入金確認後、3営業日以内を目安に発送となります。
王さん、長嶋さん、野村さんと同じように
星野さんのようなタイプも野球界にもう永遠に出てこない
大学時代から50年以上にわたり交流、
闘将の知られざる素顔を"えもやん節"で明かす
「星野さん、全部話してすんません! 」
------------------------------------------------------------------------------------------------
今、あらためて星野さんのことを語る意味とは
僕たち団塊の世代に生まれた元プロ野球選手は、多くのライバルと競い合い、己の技術を高めあってきた。
けれども、選手としてはそれなりに成功を収めても、監督としてはさほど成功していない。
いや、正確には監督のお声がかかったのは、山本浩二さんや田淵幸一さん、山田久志、大矢明彦ら、ごく一部の人間だけだ。
そう考えると、僕らの世代で監督として成功したのは、星野さんだけなのかもしれない。
通算勝利数の1181という数字は、川上哲治さんの1066勝、長嶋茂雄さんの1034勝を上回る。
この点は素晴らしいの一言に尽きる。
だが、星野さんの監督としての能力はどうだったのか。いったい何が優れていたのかを具体的に語られることはほとんどない。
星野さんを表す言葉として、「闘将」「鉄拳制裁」のイメージが強すぎて、
それ以外の言葉は浮かんでこない、なんていう人もいるはずだ。
星野さんが球界に遺したものとはいったい何だったのか。これまでの生きざまを紐解きながら、
検証していくことで見えてくるものがあるはずだ。それをみなさんにも知っていただければ幸いである。
------------------------------------------------------------------------------------------------
【目次】
プロローグ 星野さんと交わした最後の会話
まさか最後の会話になるとは思わなかった、パーティーでの1コマ
今、あらためて星野さんのことを語る意味とは
第1章 コーチャーズボックスから聞こえる「声の主」
星野さんは大学時代から「2つの顔」を使い分けていた
「島岡野球」とは精神力を鍛える野球のこと
アカデミックな野球を追求していた法政野球部
島岡さんが選手たちから支持された理由とは
飲み屋で見た、星野さんの意外な一面
星野さんが巨人から指名されなかったワケ
第2章 星野批判がマスコミから起きなかったワケ
「アホ」を100回言ってもクビにならなかった
鉄拳制裁を記事に書いたときの星野さんの反応
衝撃かつ天才的な振る舞いだった、阪神監督就任の記者会見
「星野批判」は許されない空気を作り出した
北京オリンピックで負けた際、誰も守ってくれなかったワケ
仙台のファンから好かれていなかったことを自覚していた
第3章 「巨人キラー」から「オヤジキラー」へ
年上に好かれる術は島岡さんから伝授された
星野さんと野村さんの共通点
NHKで野球解説を務めることの意味
「ただし、条件があります」のひとことが重要だった星野さんの交渉術
まさかの「阪神監督就任」はこんな裏側があった
星野さんが政界に進出しなかったワケ
第4章 「星野仙一を演じ続けた」理由とは
今のプロ野球は「魅せる投手」がいない
投手の衰えはこんなところでわかる
巨人戦で燃えた理由
「明治野球」はプロでも発揮した
たとえ嫌われ者であっても、使いこなす星野さんのすごさ
星野さんから引退後の身の振り方について相談があった
第5章 星野さんの球界への遺言(メッセージ)
負けた翌朝にスポーツ紙を読む、今どきの選手たち
理論以上に「鍛えることが大事」なときもある
スキルを磨くには、とことんやり抜く気持ちが必要
日本人選手が海を渡ることの寂しさ
今の監督には「言葉の重み」がない
「執念」が名監督をつくる
エピローグ 星野さんが果たせなかった「夢」
星野さんが最後にやり遂げたかったこと
星野さんに最後に望みたかったこと
星野さんへの感謝の言葉