群れ

群れるって美しい。なぜ生き物は群れるのか。 動物の群れにはどんな意味があるのか。 命のために群れる生物たち。

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著者 蝦名 元
パンダ舎
ジャンル 芸術  > 写真集
出版年月日 2017/07/13
ISBN 9784862554161
判型・ページ数 A5・112ページ
定価 1,540円(税込)

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内容紹介
目次
群れるって美しい。

なぜ生き物は群れるのか。
動物の群れにはどんな意味があるのか。
命のために群れる生物たち。
命をつなぐために生き物が群れる様子は、
美しく、時にコミカルでもあります。
群れとはかくも美しいものなのか。

本書は主に動物(魚も)の群れの写真に、
専門的な解説を載せた、大人も子供も見て楽しい写真集です。

はじめに

英語には動物・魚・鳥などの種類によって「群れ」を表す表現が決まっていて、日本語にない複雑さを示している。
群れに個性があることを理解している証拠であり、狩猟民族と農耕民族の違いに依るところも大きいのかもしれない。
ただ、群れには間違いなく個性がある。

群れは生物の生きる知恵だ。生殖を目的とする群れがある。食物が豊富な環境に集まった結果としても群れはできる。
リーダーがいる群れもあれば、いない群れもある。群れには個性がある。

人間ははるか昔、猿の時代から群れていた。冬は食料がなく、集団でないと生活できなかったからだ。
狩猟採取時代、農耕時代になって、さらに群れる必要が生まれた。

しかし、気がつけば人は群れなくなった、現在では核家族化が進み、気がつけば育児はワンオペ状態。
常に不安を抱える母親は多い。

人はいつから群れなくなったのか。群れるという言葉が一人歩きして、悪い意味に使われるようになってきたのか。
そんなことはない。

「群れ」とは弱者の知恵だ。群れは生命の力強い集まりだ。だからこそ美しい。群れは強く、そして美しいのだ。
もくじ Contents

1章 生きる
2章 混雑
3章 移動
4章 警戒
5章 命のやり取り
6章 安息
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