遠浅の部屋
試し読み
最少の線で世界を切り拓く気鋭の漫画家・大橋裕之、渾身の自伝マンガ!
内容紹介
【2刷重版出来】
傑作『音楽』が生まれる前
自伝的作品にして
青春迷走劇の最高峰
最小の線で世界を変える気鋭の漫画家、大橋裕之の原点
「俺、このまま何にもなれずに終わるのかな…」
「1998年4月、高校を卒業した僕はプロボクサーになると言って実家を飛び出し、この街にやってきた。
本当は…漫画家になりたいのに…。俺は一体、何をやってるんだろう…」
漫画家になりたいという夢を抱いて迷走した、19歳の夏。
まわりのみんなが自分より偉く見えた、あの日。
ねじれた生活のなかで悶々としながら出した答えとは…。
迷いながら日々を生きる、すべての人に捧ぐ――。
町山智浩氏、ピース・又吉直樹氏、推薦!
「安アパートの孤独のドン底で、
自分が本当にやりたいことがわかった十代最後の夏、
地面を這うアリと目が合った。
『キッズ・リターン』を思い出した」
町山智浩
大橋裕之の描く漫画は最高に面白い。どうしようもない混沌とした日々に絶望する者と、
それでも創り続ける者との差は忍耐力などではなく、何かに選ばれているか否かだと思う。
妥協なき創作の獣道を進み続けて欲しい。
又吉直樹(ピース)
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