ジャンルから探す
シリーズから探す
著者 |
フットボール批評編集部
編 |
---|---|
ジャンル |
スポーツ
スポーツ > サッカー |
シリーズ |
フットボール批評
|
出版年月日 | 2021/12/06 |
判型・ページ数 | B5・160ページ |
定価 | 1,650円(税込) |
『今すぐ購入する』をクリックで購入者様情報などの入力画面へ進みます。
送料は一律300円。3000円以上の購入で送料無料。
国内のみ、ヤマト運輸のネコポス(※ネコポスでの発送不可の場合は発払い)での発送となります。
商品はご注文又はご入金確認後、3営業日以内を目安に発送となります。
教養としての現代サッカー
時期を合わせるかの如く欧州帰りの選手から「日本と欧州のサッカーは別競技」なる発言が飛び出すようになった。立て続けの印象が強いのは欧州から日本に帰還する選手が増えた証拠であろう。彼らが言いたいのは、欧州のサッカーは善、日本のサッカーは悪ではなく、欧州のサッカーは現代、日本のサッカーは非現代というニュアンスに近いのではないだろうか。もちろん、「組織」などのレンジの広い構造面も含めて……。
好むと好まざるとにかかわらず、現代サッカーの教養を身に付けない限り、「別競技」から「一緒の競技」に再統合することは断じてない。幸いにも同業界には現代サッカーを言語化できる日本人は少ないながらも存在する。攻撃的か守備的か、ボール保持かボール非保持かのようなしみったれた議論には終止符を打ち、現代か非現代か、一緒の競技か別競技かのような雅量に富む議論をしようではないか。